身体を温める
- horiuchiclinic
- 2019年7月13日
- 読了時間: 2分
「今、お灸がブームです。」というお話を伺いました。○○灸という貼るお灸や、筒型の容器に艾(もぐさ)を入れておヘソを温めるお灸など、、、。
体を温めるのはとても良い事だと思います。当院でも、気功治療と棒状の灸を体のツボに近づけて温める事を併用する場合もあります。
現代は、冷房などで意識せずに身体を冷やしすぎている事の多い時代です。服装などにも関係しますが、ややもすると一年中身体を冷やしているのと同じ状態で毎日を送っておられる方も多いようです。
気功治療も、原則的には温める治療法です。気の巡りが良くなるのは、血液やリンパの流れが良くなって身体を温める事でもあります。捻挫や打撲など応急的な状態以外は、長期的に身体を冷やす事はしません。局所部分を冷やしても、同時にそこから離れた部分を温めて、そこに熱を引くという治療をします。その方が身体の一部をずっと冷やすより良くなる時間が短くて、後々の状態が良いからです。
熱中症の場合などは別ですが、身体に熱がある時にも同様の治療をします(ちなみに熱がある時でも氷枕はしません。額を冷やすのは良いのですが、首を冷やすと体全体に負担がかかります)。
人間は36度前後のかなり温かい生き物です。温かいのが自然で冷えているのは不自然ですよね。体を温める事は、体だけでなく心のリラックスにも通じます。
体を温めるということを心がけるだけでも、毎日を過ごしやすくするのではないでしょうか。
コメント