しびれと耳鳴り・気功法の舵とり
- horiuchiclinic
- 2019年8月6日
- 読了時間: 2分
気功治療をしていて手こずるという言葉で表現できる症状に、時間の経過した”しびれ”と”耳鳴り”があります。癌などの難病と言われる症状などはもちろん大変ですが、今のところ手こずるという言葉がぴったりする症状の代表格です。
しばらく前に、70代の男性で月に1回ほど定期的に通ってくださっている方から「耳鳴りはまだあるけれど、先生の所に月1回でも通っているおかげで薬もほとんど飲まないし、同世代の人たちよりずっと元気に過ごせている。」といったことを言われました。
とてもありがたい言葉で感謝だったのですが、同時に自分のふがいなさも感じてしまいました。気功的にはそんなことを思ったり感じたりしてはいけないんですが、医療や治療行為に携わっている方達には良く分かる感情だと思います。
万能なものはない、宿命的に変らないものもあるとかは当然なのですが、気功的になぜ好転しないのか納得できる理由が見つからない、もっと別の次元からのアプローチの仕方がわからない、、、。
このこととは全く関係ないと思える状況と、その状況について人からのアドバイスがありました。
この気功は「目的があるから気功法をするのだけれども、目的が実現するための手段方法は気の働きに委ねる。」「目的が実現した時、それが十二分に満足できるものであっても、自分の想像していたものと全くといってよいほど違っている場合がほとんど。」そういった意味でも念力とは違います。
しかし目的をもってエンジンをかけるのは自分ですし、舵を取るのも自分です。この気功をする時にも思い(目的)と行動は必要です。思い方(目的の持ち方)が間違っていたと気づいたら訂正しなければなりませんし、行動が足りなければ、足りる様に行動しなければなりません。
でもこの気功の良いところはそれが苦行にならない事です。気付きに出会い、向上につながると実感
できます。
耳鳴りを考えていた同時期、70代後半の女性が気功治療を受けにいらしてくれました。主訴ではなかったのですが、4年前の左足首の骨折以降ずっと左の2・3・4趾がしびれているとのことでした。
しびれを意識して治療を始めてから6回目の時、2̪趾のしびれが良くなった(無くなった)と言われました。趾1本、、、。
陰陽、陰陽五行説を臨床に応用しているときの自分の「灯台下暗し」。
気付いてそれが、、、。
過去に結果を出せなかった方、現在結果を出せないでいる方には、、、。もっと”行動”します。
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