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“クレア” ②

  • horiuchiclinic
  • 2019年11月16日
  • 読了時間: 3分

製品にすると決めたのは良いのですが、同じ原料でも”気”を入れるのに合う原料を扱っていて、うちの様な小口の注文数でも製品化してくれる化粧品メーカーを探すのが大変でした。

最初は神戸市内、近畿のメイカーさんを探していたのですが見当たらず、しまいには北海道から九州まで電話を掛けたり原料のサンプルを送ってもらったりしました。

(どういう訳か電話で内容をお話したら、資生堂に原料を下ろしている様な市内のかなり大きなメーカーのお偉いさんがサンプルを持って直接お話に来てくれたこともありました。かなり”気”や”気功”の事をご存知の方でしたから、「”気”を入れた製品」というものに興味を持たれたのかも知れません。

・・・でもそのメーカーさんの原料、合わず。残念。)

なかなかこちらの条件に合うメーカーさんが見当たらず、終いに自分で手作りして製品にしようかとも思いました。役所に電話して、そうする際の法律的な事を聞いてみました。あれこれ話してくれましたが、要するに、「院内で使用するのは構わないけれど,院外に持ち出して使用するのは法的には・・・。」ということでした。その時にサプリメント等の事も聞いてみて、化粧品や化粧水の方が法的な規制が厳しい(自分には意外でしたが)ことを知ったのは前回のブログにも書きました。

気を取り直して、またメーカーさん探し・・。

矢張りなかなか見つからず、一生懸命手伝ってくれている相良さんも私も「う~ん。どうしよう?」という状態になってしまいました。

期待もせず、最後に残っていた(どうせダメだろうと思ってたのかな?)大阪のメーカーさんに電話してみました・・”ウエーブ”というメーカーさんでした。この最後の最後に電話したメーカーさんのお陰で”クレア”は製品化できる事になりました。

製品の名前は、私、相良さん、奥さんの3人で考えて、クリエイティブ(創造的な)という単語から”クレア”にしました。容器の図柄は、洋服のデザインの仕事をしている奥さんに考えてもらいました。

製品化する時にやはり、担当の女性から「気や気功の文字を入れると法的に許可が下りないので、化粧水という形になりますが宜しいでしょうか?」と言われました。

”クレア”は”気”を入れた”気の溶剤”なのですが、”気”や”気功”の文字が書かれていない理由です。

担当の方が治療院にいらした時、「どうしてわざわざお金をかけて、こんな訳の分からないもの製品にするんだろうって思いませんでした?」とお聞きしたら、さすがに肯定はされませんでしたが否定もされませんでした。「工場の人間も興味深々です。」とおっしやっていました。

きっと担当の方、「もしかしたら注文、これ一回かもしれないな・・。」と思っていたかも知れません。それが後年、「この規模で、これだけ定期的に注文下さる所は珍しいです。」と言われるほどになりました。

”クレア”を使って頂いている皆さんのお陰です。本当にありがとうございます。  ➂に続きます。

【 以前のブログに書かせて頂いた来院の方達の近況です。

‣心筋拡張症の女性の方は10月の定期健診でBNP18でBNPは正常値になっていました。

・脳梗塞後遺症の女性の方の右腕は、痛みもなく伸びて挙上出来る様になりました。正座時の

 右足関節付近は痛みはなくなりましたが違和感は少し残っています。歩行状態も以前より随分

 良くなりました。

・二度の心肺停止をされた男性の方は、自宅で訪問リハビリを受けられています。気管切開

 の痕は手術で閉じられました。先日たまたま出先で奥様と御一緒の所をお会いしました。

 姿勢も良くなり背が伸びた様に見えました。検診でお医者さんに「よくこんなに元気

 になりましたね。」と言われたそうです。「そろそろ治療院に行けそうです。」とおっしゃって

 ました。奥様の手も借りず歩いていらっしゃいました。

 また奥様から、生後三か月のお孫さんが「”クレア(しっとり)”を入れたお風呂に入れてる

 から夜ぐっすり寝てます。」という報告もありました。    】

 
 
 

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