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”気功”の基本➁~”気功研究会”基礎講座

  • horiuchiclinic
  • 2020年6月1日
  • 読了時間: 4分

先日奥さんが、「”気功”の仕方、ちゃんと習いたい。」と言うので、”コロナ”での非常事態宣言で4月に続き休会した5月の”気功研究会”の時間、奥さんに治療院まで来てもらいました。

4時から約1時間半、奥さんに”気功研究会”の”基礎講座”をしました。

(奥さんが来るまでの時間、”研究会”の人たち等の顔を思い浮かべながら”気”を送ってました。)

ちょうどブログに”気功”の基本➁を書くつもりだったので、”気功研究会”の”基礎講座”の内容を要約してその代わりにする事にしました。

”気功研究会”の方達には、もう一度復習のつもりで読んで頂けたらと思います。

 ”気功研究会・基礎講座”

・始めに”気功”という言葉ですが、1950年代に中国の女性の治療家によって創られた言葉だと言われています。

”気”という言葉はそれこそ太古の時代からありますが、”気功”という言葉は比較的新しい時代のものです。

それまでにあった様々な名称や流派の健康、鍛練、治療法、処世法などの中で、共通する部分のある技術や方法を”気功”という名でまとめたという事だと思います。

日本では、日本のそういった様々な方法をまとめて”霊術”と名付けている方もいます。

”気功”と同様の技術(方法)は日本や中国、東洋だけではなく欧米を始め世界中にあります。それぞれの民族や国、個人によって違いはありますが、人のいる所には必ずあると言って良いぐらいです。

”気功”の様な技術や方法は、時代によって社会の表面に大きく現れたり隠れたりしながら、昔の時代から現在まで、技術(方法)を変化させたり向上させたりしながら続いて来ています。

*”ほりうち気功(ほりうち的な”気功”という意味です)”では、

・東洋思想の”気の定義”「”気”は私たちの心身を含むこの世界を構成する最小単位のもので(原子や電子、量子などと似ています)、常に法則を持って動いて(働いて)いるもの、モノや形を構成していない”気”は私たちの周囲や宇宙にも最小単位の形で充満している。」

・”陰陽論”「私たちの心身を含むこの世界の現象は”陰陽”で表される二つの相反する働きが一組(ペア、一対)になって起こっている(電気のプラス・マイナス、上・下、左・右、強・弱、明・暗,冷・熱、男性・女性、、、など)。」      

・”存在論と認識論”「”気”によって構成されている私達やこの世界のモノは姿かたちは異なっているし、特に人は感情の生き物でもあるので、他の存在やモノなどに対する好き嫌いや区別はある。けれど、どんな人、モノも全ての存在は同じ”気”で出来ているのであるから、私達やそれらに価値の差はない。」

が”気功”をする時の考え方の基盤になっています。

・”気功”で実際の動作をする時、伸筋(押す)と屈筋(引く)を”陰陽”とすると、”気”を送る、出す、巡らせるという言い方をする様に、伸筋の働き(開く,張る、重心移動の力)をメインにします。”気功”で大切なリラックスがし易いからです。

・”気功”の”基本姿勢”=(椅子に座った場合)両方の手掌を軽く上に向けて両大腿部に置く。または手掌を上にしたまま肘を90度近く曲げて腕を浮かせておく。

仙骨を伸ばして(引き上げて)、顎を心持ち浮かせる(他から見ても分からない程度)。胸を張ったり、顎を引いたりしない。眼は仏像の半眼に近い感じ。

その姿勢のまま手掌に軽く気持を置く様にしていると、その時その人によって異なるけれど、手の平が熱くなってきたりピリピリしたり、圧迫感の様なものを感じたりしてくる。

呼吸も吐いているのか吸っているのか、止めているのか分からない感じになる。

”気”がスムーズにめぐり始めた状態だと思って、暫くそのままでいる。

.・次に”基本姿勢”のまま、左右の手掌を向かい合わせるようにして、出来るだけゆっくり手掌を近づけたり離したりする。手掌どうしを着けたり、こすり合わせたりしない。

次に、左右の手掌を上下にして、ゆっくり近づけたり離したり。

今度は左右の手の指先をゆっくり近づけたり離したり。

これらの動作を時々は、見ている人に動いているのが分からない位ゆっくりした動きでも行ってみる。

動作の最中に上に書いた様ないろいろな感覚を感じても、その感覚を強めようとしたり再現しようとはしないようにします。感じるなら感じるまま、感じないなら感じないままでいます。

熱感やピリピリした感覚、圧迫感やモワーっとした感覚などは”気”がスムーズに動き始めた合図の様なものです。もし霧や光の様なものが見えたりしたとしてもそれも同様です。

”気”そのものはこの世界を構成している最小単位のモノですから、私たちの目で見たり感じたりすることの出来ないものです。

 
 
 

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