top of page

「大阪・国際万博」に行ってきました

  • horiuchiclinic
  • 7月2日
  • 読了時間: 6分

更新日:7月4日

6月17日⁽火)に奥さんと「万博」に行ってきました。

家を出たのが午前8時過ぎ、帰って来たのは午後11時近く…

奥さんのスマホの万歩計を見たら2万5千歩になってました。


例によってパビリオンの予約等は全て奥さんがしてくれました。(いつもどうも有り難う)


 奥さんは前から「万博」に行くつもりだった様ですが…

私は「う~ん 行っても良いかな~」ぐらいの気分でした。

でも行った結果は「万博」とはあまり関係ない事柄を含めて、行って良かった!

になりました。


前回1970年の「大阪万博」の時には私はまだ東京の代官山という所で「鍼灸院」をしていました。


当時は日本の高度成長期の時代でもあったせいか 日本全国で「万博」に関心を持つ人が多かったと思います。 

アメリカ館での月から持ち帰られた「月の石」の展示も大きな話題になっていました。

「万博」とは関係ありませんが「ベトナム戦争」という戦争でアメリカが史上初めて他国との戦争で敗れた時代でもありました。


今回 久し振りに当時の自分の事を思い出したり考えたりしました。


いつも「鍼灸院」の経営や治療技術の伸ばし方を考えていました。

また 現在「ほりうち治療院」で行っている”気功”や”気功鍼”の基盤になった「拳法」と出会い、

修行(顔面には軽い防具を着けましたがフルコンタクトの金的以外はどこを蹴っても殴っても引っ掴んでも良い怖く危ない「組手」という喧嘩の様な練習と「型」の様な鍛錬)をしていました。


そして 現在もまだ少し残っているかも知れない幼少期からの「鬱」に悩まされていました。

幼稚園生の頃にはハッキリとその性質を自覚していました。

育ちか教育か、それとも精神的・身体的にそういう気質で生まれて来たのか…それら全部なのか分かりません。


子供の頃から今まで「鬱」と二人三脚で歩んでき来た様なものでしたが「鬱」の克服?解決?別れは自分が思いもしなかった形で来る事になりました。


 故郷の神戸に帰って来て「ほりうち治療院」を始めて暫く経ってから 現在までずっと治療院の受付や事務をしてくれている相良さんがやって来ました。 

その後、患者さんとして奥さんが来てくれたのですが 二人に出会ってから あれだけ長い期間 四苦八苦させられていた「鬱」はゆっくり、少しづつ徐々に薄れて無くなって行きました…


 話が飛んでしまいましたが 「万博」から帰ってきたらそんな事も思い出したり考えたりしていました。

 今回の「万博」の事に戻りますが 会場に着いて最初に目に入ったのは各国の色とりどりの旗でした。青い空の下で沢山の旗が風になびいて キレイというか清々しい気分になりました。会場は思っていたよりだいぶ広かったです。



 広いせいか人が多いにもかかわらず 映像で見た1970年の「万博」の様な混雑した印象はありませんでした。比較的ゆっくり歩く事も出来ました。


 飲食店の飲み物食べ物、確かに少々高めでしたが見た目も味も満足できるものでした。

トイレの数も多くてきれいで 広い所が多く殆ど待つこともありませんでした。


 多くの人が地面に座ったり寝転んだり お弁当を広げていたりして「のんびり」としていてなかなか良い雰囲気でした。1970年の「万博」の頃と比べると今の日本人は随分ゆったりしているのかも知れません。


 長くて巨大な円形の木製の回廊があり、その下を歩けば暑い日差しを浴びずに済みます。

(当日は暑くて蒸しましたけれど)

 また、回廊は階段やエスカレーターで一番上にまで行けます。

登ってみると芝生もあるし、吹いてくる風も心地よく 上から会場やパビリオンを見下ろすのも楽しかったです。 


 各パビリオンですが 私はもっと手で触れたり見たりするものがあるのかと思っていたのですが そうではなく 何かキレイな図鑑を見ている様な感じの所が多かったです。


今回の「万博」に行って一番印象に残ったというか驚いたのは 展示物とかではなく あるパビリオンでの外国人女性3人のトークセッション?でした。

 3人ともいかにもセレブという感じで…

会社を経営したり組織を率いている人たちの様でした。

内容は討論なのかと思っていたのですが そうではなく お互いの褒め合いの感でした。

 

 女性について、特に子供の教育について話をされたのですが そこで私が初めて知ったのは 福祉事業が投資やお金儲けの大きな対象になるという事でした。

 話しは個人や政府に対する寄付や投資の呼びかけでもある様にも感じました(私の一方的な誤った解釈なら申し訳ありません)

何か驚くというか ビックリしてしまいました。


 この「万博」での事で 30年近く前に本を読んで知った中年の日本女性の方を思い出しました。

変わった…というか不思議な方で 当時は写真入りの少なくない数の本も出されてました。

お名前を言えば覚えている方もいると思いますが 残念ながら私はお名前を忘れてしまいました。


 どんな社会・階層の方なのか分かりませんが、当時の自由主義圏・共産圏を問わず世界各国の国家元首や要人・指導者、また企業のトップの人達等と一対一で対談していて、その様子は出版される本に毎回写真入りで載っていました。 

 本当にどんな方だったのでしょう?

 

この方が御自分の本の一つに書いていた ある人達の事を思い出しました。


 記事では 当時の日本では殆ど知られていなかった言葉ですが 今で言う「Deepstate」(アメリカでは人口のほぼ50パーセントがその存在を信じているそうですし トランプ大統領は前回の大統領時代からそれらと戦っているという話もあります) 

私にはそれが真実なのか単なる都市伝説?なのかは分かりません。 そのトップの人達と会った時の事が書かれていました。


その文章の最後の方で彼女は 「彼らは信じられない様な莫大なお金・権力・世界への影響力を持ち  さらにそれらを大きなものにしつつある人達・存在でありながら 幸福そうな人は一人もいなかった(むしろ不幸)」といった事を書いてました。


「それは何故だろう?」と考えたのですが 自分なりの納得できる答えが出せないまま…

またその事も忘れがちになったまま今に至っていました。


今回「万博」から帰って来てから それに対する自分なりの答えが見つかった気がします。


それは 彼らは 無礼な言い方ですが「飢えている」からだと思いました。

私などには想像もつかない位のお金と権力、世界への影響力を持ち、さらにそれを増大させているにも拘らずです。


「衣食足りて礼節を知る」という言葉がありますが ずっと昔から そして今も彼らはそれに満たされることが無かったし 無いのだと思います

(スケールは比べ物になりませんが こんな事を書いている私もそうかも知れませんが)


今回「万博」に行った事で ずっと心の角に引っかかっていた事柄に 自分なりの解釈をする事も出来ました。


「万博」へは行きはJR 帰りは地下鉄と阪急を乗り継いで帰ってきました。

本当に久し振りに大阪を見て歩いたのですが 以前と比べると余りにもキレイになっているのに驚かされました。

以前の自分の中のゴチャゴチャした大阪のイメージは 完全に払拭されてしまいました。

 大阪 凄かったです。

 

なんだか 随分いろいろな事があった一日でした。



 暑かったけれど、良い一日でした。


また9月に万博に行く予定です、また新たな発見があればブログに書きたいと思います。


  暑くなって来ましたが、下半身の冷えには気をつけてくお過ごしください。


 
 
 

Commentaires


アーカイブ
bottom of page