”太陽”に意識(気持ち)を置く
- horiuchiclinic
- 2022年7月23日
- 読了時間: 3分

東洋医学、経絡、経穴的に身体には3つの丹田と呼ばれる大きなポイントがあるとされています。
上丹田・中丹田・下丹田と言われている部分です。大体ですが上丹田は眉と眉の間の部分で中丹田は胸骨の真ん中あたり下丹田はお臍の2~3センチ下ぐらいのところ。
いろいろな説がある様ですが"ほりうち気功”では主に上丹田は思考の中心、中丹田は感情の中心、下丹田は身体の中心でそれぞれ主に思考をつかさどるところ感情をつかさどるところ身体をつかさどるところとしています。
特に中丹田の辺りを”太陽”と呼んで”気功”の中心、心身の”気”の中心の部分としています。
東洋思想の「陰陽五行説」の中で特に私たちの身体内臓系統に関する部分があります。「陰陽」ですから私たちの体の中の内臓系統も例えば肝臓と胆のう・心臓と小腸・脾臓と胃・・・というように相反するもの働きがペアになっています。
また五志といってペアの内臓系統はそれぞれが怒‣喜・思・・・といった代表される心の働きに関連しているとされていますがこれらをこの”気功“では主に感情・気分とします。
この”気功“では私たちの心身や毎日の生活や人生の様々な出来事に具体的に大きく影響しているのは感情と気分がとても大きい事も意識して”気功“をしています。
東洋思想では私たちの心身を含めたこの世界の成り立ちを「始まりは無であってそこに<混沌>と呼ぶ無秩序なエネルギーが生まれそこからやがて<陰陽>という法則が生じてこの世界や私たちが出来上がった」とかなり簡潔?に説明されています。
上の丹田の例で言えば”太陽”(中丹田)が<混沌>”気"「陰陽」が上丹田―精神・下丹田-身体。混沌から精神身体が生じて精神身体は混沌に帰るような感じです。
実際に”気功をする時には”気”は「法則をもって常に動いているもの」ですから人により時によりその"太陽”の位置は微妙に異なります。
その辺りでその時に一番気持ちを置きやすい部分で良いと思います。
”気功“をしている方は集中や点でないことは実感されていると思います。
「気功運動」や「気功動作」で日常生活や動作中自然にスムーズに”気”を出したり循環させたりする事が出来る様になるために「第一趾足底線に重心を置く」「口角を上げる」「遠山を見る」「腕の伸筋をメインにして動作する・・などを練習します。
その中に「太陽を意識する」も入っているのですがこれらの練習は”太陽”に心を置いた時や意識した時(いつも言う事ですが集中ではありません)がうまく出来た時の心身の状態を実感出来る様になるためとも言えます。
上手に”太陽”を実感できた時の心身の感覚や状態も皆さんそうだと思いますが当然人によってもその時によっても微妙に?大きく?異なります。
例になるかどうか分かりませんが比較的最近私が”太陽”に心を上手に?置けた時の感覚を書いてみます。
人の事でも仕事の事でもお金の事でも身体の事でも困ったというかいわゆるヤバイ状況になる事ありますよね。そんな時に”太陽”に心を置くことができました。
心を置けてもすぐに状況自体が変わるわけでもありませんがハッキリ心にも体の状態にも変化がありました。
”太陽”の辺りがほんのり暖かくなって「えー?」というぐらい心が落ち着いてしまいました。心も体も全く冷静な感じ。でも何となく温かい。
「この状況でこんな状態になっている方がむしろヤバイんじゃないの?」と思ってしまうぐらいでした。その後の事はともかくこれも”気功”です。
”気功”を続けている皆さんもきっといろんな事を体験してるんでしょうね。「向上」を目指して続けて行きましょう。
Commentaires