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”気功治療”と身体・心・感情

  • horiuchiclinic
  • 2022年2月9日
  • 読了時間: 3分

定期的に来院されている女性の方が「体のあちこち殆ど全身が痛くなった。」と言って来院しました。

痛くてベットに寝るのも大変でした。


ご自分で「表に出すことのできない溜まっていた怒りみたいなのがこんな形で出たんやと思うわ。」と言いました。うーん。大したもの。


ずっと続いている旦那さんの介護コロナで行きたい所にも行けない状態娘さんとの会話のやり取りや心配されてああせいこうせい言われる事・・。


痛みもだいぶ軽くなり呼吸も深くなった後の治療中の会話の中で私はいつも元気で大した問題もないと思われているのか「・・先生は変やわ。」と言われました。


「私だって同じで調子の良くない時や問題もありますよ。」と言ったのですが「そんな事ない。やっぱり変やわ。」と言います。その方の言い方が可笑しくて思わず笑ってしまいました。


元気で大した問題もなく毎日を過ごしているんだと思われるのは良い事なんだろう有難い事なんだろうと思う様にしました。


上の方の様に心・感情と身体のつながりを東洋思想・医学ではとても重要視します。五臓六腑という言葉がありますが一つ一つの臓器にその臓器特有の主な心・感情が振り分けられています。


”陰陽“で臓器系統を調整する事がその臓器系統が主につかさどる心・感情も調整することになります。


上の方の場合は肝系統(経絡的な肝臓でもあるので西洋医学の肝臓とはかなり異なるところもあります)の調整から始めて体も心・感情もだいぶ楽になりました。肝経統の主な心・感情は「怒」です。


もう一例肝系統をメインに”気功治療”をしている方について。


診断すると前回よりも肝経統はだいぶ良くなっています。鍼灸治療的に言うとオーバーワーク(実)から弱り、不足、疲れ(虚)に変化していました。


「氷を嚙むのはどうですか?」とお聞きすると「少なくなりました。」という答えです。

<氷食症>と言うのだそうですが鉄欠乏性貧血の方に多く夏でも冬でも氷をバリバリ食べてしまう症状の事です。


「会社でイライラすることも無くなりました。」とも言われました。肝経統の「怒」は文字通りの怒りの他イライラや多忙なども含まれます。


”気功治療”や東洋医学的な治療をしていると人の性格というのはその時点での物事に対するその人の反応対応の仕方が持って生まれた傾向よりずっと大きく影響して行くのではないかと思えます。



* 簡単な”気功”的リラックス=心身の活性化の方法


普段は鍛錬運動的な事は勿論健康法的な事もしていないしする気にもならないけれどなるべく元気で快適でいたいと思われている方は多いと思います。


そういった方達の方法です。簡単ですから気が向いたらやってみて下さい。


方法は<遠くの空を見る>だけです。昼の空夜の空どんな空でも構いません。要は<”遠くの”空を見る>です。遠くを見ます。


空が見えない所にいるなら以前に見た空を思い出したり想像したりでも良いので<遠くの空>を見ます。歩いている時座っている時寝ている時いつでも構いません。


人が<遠くの空を見る>で自然にとる姿勢態勢は”気功”の「基本姿勢」とほぼ同じです。


顎を傍から見ても分からない程度に軽く浮かす仙骨部骨盤を伸ばす立てる感じ。

胸を張らない顎を引かない腰を反らさない自然に肩が落ちている状態です。


この姿勢は人の体の真ん中を前後に走っている経絡の海と言われる任脈・督脈という気の流れの線をはじめ全身をリラックス活性化させ”気”のを巡りを良くしまた意識して“気”を送ったり出したりし易い姿勢です。


誰でも遠くの空を見たり想像したりはできると思います。健康法強健法にも繋がりますのでやってみて下さい。


















 
 
 

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